榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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1月5日

猫は私よりも早起きをし、昨日よりも餌を食べ、トイレにもきっちり行って、今度は自力でソファーになんなく飛び乗り、いつもの定位置、ソファーの背の上で目をつむっていた。階段を登るのも、昨日は後ろ足がおぼつかなかったのに、今日はさくさくと登り、なんなら小走りまでしている。昨日は飲まなかった水も、今日は飲んでいる。いったいどうなっているのだ。

 

どういうことだかわからないが、とりあえず、今日から二泊三日で予定していた山中湖のコテージ泊は、夫と娘の二人で行ってもらうことにして、二人を見送ると、私はソファーに居座りブランケットにくるまって、撮り溜めたものの消化、「SHERLOCK4」の第二回と最終話、「しごとの基礎英語」一週間分、「NYボンビーガール3」を3話分観て、少し仕事をし、「屍人荘の殺人」を読了した。真夜中にこれを読んでいる中、地震でミシリと家が大きく鳴ったのには肝が冷えた。

時折、猫が膝に乗ってきて、なでろといってジャマをする。まるで日常がかえってきたかのようだ。うれしいが、うれしくなりすぎたり、へんな希望をもったりしてはいけない。いけないのだがしかし、たいへん安らぐ。

 

風邪は一向によくならない。背中がずっとぞくぞくしっぱなしで頭痛が酷い。熱は至って平熱である。むしろ平熱まで上がった、と言ってもいい。