榛原誌

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シナリオを担当したパズルゲーム 「ハローキティとまほうのおもいで」がリリース!




1月17、18、19、20日

とにかく忙しかった。

 

猫の療養食を病院に取りに行ったついでに現状を相談し、翌日甲状腺機能亢進症の血液検査をし、その翌々日に結果の電話が来て、猫は甲状腺機能亢進症ではないことがわかった。体重は、3.2kgを中心に行ったり来たりしている。消化器サポートの療養食で下痢が治まっていてよく食べるので、とりあえずこれを続けて体重が増える、もしくはこれ以上減らないかどうか見守ることになった。ここが下げ止まりならば老人性の生理的なものだとして、ここから更に減り続けていくならば、やはりあの数珠状のものが腸の吸収を邪魔していて衰弱していきそれを止める手だてはない。

 

猫は、しかし、体重減少以外はとても普通に元気でいる。先住猫が同じ体重だった頃は見た目も痛々しかったが、長毛種なので見た目も悲惨ではない。療養食の大袋を注文し、毎朝自分の体重と、猫を抱いての自分の体重を測って引き算をする娘の習慣は継続となった。私がやれば、私の体重増加の歯止めも兼ねることになろうがそれはしないのだった。

 

その間、私は〆切をふたつ抱え、それでもどうにか映画館で「キングスマン ゴールデン・サークル」を観て、更に娘の習い事や、春からの学童の体験などに彼女を連れて行った。

土曜日は祖母の93歳の誕生日会にも連れて行く。娘は祖母宛のカードに「100さいまでいきてね」と書く。本来、それを受け取って涙するのは私の母ではなかったのかと頭によぎる。祖母は、母の娘時代の写真などを出してくる。セピア色の写真だけが貼られたアルバムに、祖母と小さな母と叔父が笑って映っている一枚があり、傍らに「熱海 家出」と書いてある。祖父が浮気ばかりするので、熱海に家出旅行をしに行ったときの記念の写真だと祖母は言った。そうだとしても、キャプションを入れるか。

去年の夏の母の一周忌に、祖母は来られなかった。来なくていいと私たちも言った。今年の3回忌も行けないけど、ごめんね、と祖母は言う、気にしないでと私は答える。

祖母はなかなかケーキの上のロウソクを吹き消せず、「入れ歯が飛んじゃう!」と口元を押さえて笑っていた。