榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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3月2日、3日

3月2日

眼科へ。今年も耳鼻科で処方されたパタノール点眼液ではかゆみが治まらなかったので、ステロイドの点眼液を処方してもらう。

ストレスで爆発しそうになるようなことがあったが、クリント・イーストウッドの「細かいことはどうでもいいんだよ」的作品作りを思いだし、そうだ、私も前へ前へと進むのだ、私にはイライラしている時間すらないのだ、と思ったら、割とすぐに忘れることが出来て、やはり映画は観るにこしたことはない。

 

3月3日

夫と娘は幼稚園の行事に、私は猫を連れてどうぶつ病院に行った。

どうぶつ病院はとても混んでいて、2時間待ちだった。点滴をすることになったので、全て終わったのは受付をしてから4時間後だった。

予想通り、猫は両奥歯の辺りが炎症を起こしていた。これが痛いのだと思われ、抗生剤とステロイド剤を投与、錠剤のステロイド系の薬を一週間分もらう。

また、膀胱内は未だ浮遊物がたくさんあり、膀胱炎が慢性化しているのかもしれなかった。少し脱水もしていたので、これから一週間に一度皮下輸液をして、膀胱内を洗い流せるかどうかやってみようということになった。

道明寺と草餅、海鮮ちらしなどを買って帰宅し、やたら疲れてしまって夕方少し日当りのよい畳の上で眠った。

途中、娘がふすまから顔を出し、ずっとおひなさまに供えていたひなあられを、食べていいかどうか聞いてきた。いいよ、と言うと、娘はひなまつりの歌を歌いながら去って行った。娘は毎回、五人囃子を、「ごにんぼやし」と歌う。