榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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4月27日〜5月13日

たまりにたまった一ヶ月分の仕事を、10日でやっつける。

その日の終わりに口に出して言ってしまうほど、ものすごくよく働いた。

その甲斐あって、ゴールデンウィークの後半の4連休は、久しぶりに仕事を持ち越さずにすっきりと遊ぶことが出来た。

 

ゴールデンウィーク後半は、主に東京に出かけ、夫と娘がNintendo Laboに取り組む毎日だった。車の点検や、友人らと会ったり、イベントやライブに参加したり。環七は、死んだように空いていた。

 

娘が野球がしたいというので、家族ではじめてバッティングセンターに行ったりもした。娘は100球分バットを振り、4回ほどバットに当てた。私は25球バットを振って、最後はピッチャーライナーを打った。夫は楽天の則本の球に翻弄され、思うようにヒットが出なかった。

 

血液検査の結果、猫は数値が完全に正常に戻り、体重も少しずつ回復し、現在3.5kgをキープしている。週に一度、家で皮下点滴をしているが、200ml楽々入っていた補液が、100ml以上入りにくくなった。脱水していないのであろう。一ヶ月後の再診で問題なければ、皮下点滴もしなくて良くなる。初詣で、娘が、猫が治りますようにとお願いしてくれたおかげだ。

 

母の日に、娘と夫が今年もカーネーションの鉢植えをくれた。

受け取って、私は東京のライブハウスに向かった。そこで昼すぎから夜遅くまでお酒を飲みながら、大好きなバンドや歌手の歌を聞いた。大きな音楽を聞きながらお酒を飲んでいると、駆け巡る血液が、かわいい色のお酒になって、泡立って、年齢とか色々がはがれていって生きたいように生きている、今、ただのどうぶつ!みたいな感覚になるけれど、曲終わりの私の拍手の仕方は、あまりにも、学芸会におけるお母さん然としていて、ああって少し、醒めるのだった。