5月22日
柿ピーを食べる勢いが止まらない。
こんなことは、人生ではじめてのことで、たいへん戸惑っている(戸惑いつつ、柿ピーをわしづかみにした手を口へと運んでいる)。
出産と育児は私の中での最も大きな出来事だが、出産して私に訪れたいちばんの変化は、豆が食べられるようになったことだ。私の豆嫌いをいちばん知っていた母は目をむいて驚いていた。私も信じられない。今でもアーモンドや「ずんだ」は苦手だが、その他の豆は、食べられるを通り越し、おいしいとすら感じはじめ、そして今は、柿ピーを食べる勢いが止められない。とにかくアレが一口だけ食べたくて、食べ始めると、もう止められない。怖い。まるで食べづわりのよう。
昔は「柿」だけつまんで食べていたのに。今の私にとって、「柿」の部分は「ピー」を美味しく食べるための調味料だ。
減少している女性ホルモンを、イソブラホンで摂取しようとしているのだろうか。
どうせなら「無調整豆乳を飲みたくて仕方がない」という美しい形で体現したかった。どこの柿ピーが美味しいのか、研究をはじめたい。