榛原誌

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6月28日

辰巳渚氏死去のニュースに絶句。バイクでの交通事故。

娘のスクラップブックをめくる。火曜日に掲載される、辰巳渚と朝倉世界一の連載「マイルール」だけが貼られたスクラップブックだ。娘はこのコラムとマンガが目当てで購入しはじめた毎日小学生新聞だった。こんな終わり方をするなんて。娘になんと言えば良いだろう。

辰巳氏が小学生たちに説いた「友だちのお父さんが亡くなった」という文章を読む。

 

"たしかに、多くの人は年を取ってから亡くなるものだ。だから、若くても病気や事故で亡くなる人がいることは知っていても、自分の大切な人が老人になる前にいなくなるなんて考えられないよね。それでも、明日何が起きるかわからないのが、人生だ。

昔の人は、そういうことを「諸行無常」や「色即是空」、つまり「変わらないものは何もない」と考えていた。たとえば、大切な人はいついなくなるかもしれない。代わりに新しい大切な人に出会うかもしれない。小学生の自分は、中学生になり社会人になり、いつか誰かの親になるだろう。

そうやって変わりつづけるからこそ、「今」の自分やいっしょにすごす人と「今」しっかり向き合うことが大切なんだと思うよ。"

 

娘が帰宅し、勇気を出し、私は、辰巳渚さん、亡くなったんだって、交通事故だって、と言った。娘は、え、と言って、私の購入した新聞を、見せて、と言って奪う。

小さな死亡欄の写真を見て、娘は「辰巳渚さんって、女だったの!?」と驚いていた。そこ!?と私は思った。

 

あと何回か分はあると思うけど、まきっぺ、終っちゃうね、と私はしみじみ言った。言っていて泣きそうだった。

娘は、官製はがきを買ってきてくれ、と私に言った。

毎日新聞社宛に、毎日小学生新聞展をやってくださいって書くから、その中で、マイルールの原画展もやってくださいって書くから、と彼女は言った。