榛原誌

榛原たちの湘南暮らし/お仕事の依頼はtoriko.haibara@gmail.comまで

シナリオを担当したパズルゲーム 「ハローキティとまほうのおもいで」がリリース!




6月30日・7月1日

6月30日

友だちが、義母から海外土産として薄気味悪い天使の陶器の置物をもらって以来、落とし物と失くしものが多発するようになったという。天使のいたずらだ、と主張する彼女は先日とうとう検便まで落としてしまったそうだ。

仕事の関係上毎月検便を提出しなくてはならない彼女だが、職場に向かう最中で落としてしまったらしい。日本はたいへんに親切な国で、検便までも、ちゃんと落とし物を届けてくれる。職場の連絡先が記載されていたため友人が帰宅してから職場から連絡があり、「防災センター」に届いているというので取りにいってほしいとのこと。友人は、さっそく消防署に出向いた。訓練をしている消防士たちに、「あの…すいません。検便の落とし物を取りに来たんですけど」と言うも、消防士たちは険しい顔で首をひねる。彼女は再度職場に連絡。建物の3階にあると聞き、3階に上がると、「××対策本部」という物々しい看板が下がっている。私の検便が、ここに…?といぶかしみながら恐る恐る顔を出す。対応してくれた人に「落とし物の検便を取りに来たんですけど…」と言うと、部屋の中が一斉にざわついた。場所が場所、ものがものだけに、バイオハザート的な空気になる。屈強な人々が一斉に捜し出す。しかし彼女の検便は出て来ない。彼女は再度、職場に電話をし、今度は電話をかけてきた場所の電話番号を聞いた。電話をしてみると、そこは、「ルミネ防災センター」という、ルミネ内の落とし物コーナーだったのだった。彼女はルミネに急ぎ、従業員専用エレベーターのような裏道を通り、薄暗い場所でようやく彼女の検便を取り戻した。

「まったく、困ったいたずら天使だよ…」と彼女はため息をついていた。

はやくその天使が割れることを祈る。

 

7月1日

とうとう今年も半分が終わってしまった。

今年は年度末と年度始めが恐ろしく忙しかったため、また娘の生活ががらり変わったため、もう1年くらいは経った気がしている。

前日までは、海に行こうと言っていたのだが、朝になると、娘は家で遊びたいと言う。風速も7m/sあったのでこの日は家で一日過ごし、私は娘のレゴがゴミのように積まれている棚を整理し、新たにその上でレゴあそびをしやすいように片付けた。娘はそこで2時間も一人あそびをしていた。

夫は今週3日も休肝日を設けることに成功したらしい。それはすばらしいが、それにあわせて記憶力がどうにかなってしまっている。

今日は、あんなにマンゴーが苦手だと私も娘も言っているのに、マンゴーのアイスを買ってきたのだ。文句を言うと、「え、でも、聘珍楼でマンゴーのババロアがおいしいって言ってなかったっけ」と言うのでどこの女と間違えてんだよとムカッ腹を立てたが、その後よくよく一人で考えてみて、それが2月に結婚記念日で行った「華正樓のジャスミンババロア」のまちがいだとわかった。間違えすぎている。