榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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8月8日〜10日

8月8日

鎌倉の由比ケ浜に漂着したクジラの死骸は、シロナガスクジラの赤ちゃんだったとのこと。国内でシロナガスクジラが漂着した例はないという。娘と見に行けば良かったとこぼすと、行ったひとの話では臭いがひどかったらしく、娘はそれを聞いて、行かなくてよかったなどと言うのだった。

 

朝からずっと、台風が来るというニュースが流れている。

 

昼までになんとか仕事を終わらせて、昼ご飯の後は、娘と塗り絵をして過ごした。夕方、雨風がひどくなかったので、娘をスイミングに向かわせる。

鎌倉にいた夫は、風がひどいと言って、荷物を全てオフィスに置いてきて帰宅した。

 

8月9日

家の周辺は、台風の被害は見られなかった。

今日は朝から一日娘と過ごす、なにもない日であったので、気合いが必要。

市場で野菜を買って、ガソリンを入れ、仕事の書類を送り、100円ショップで娘の夏休みの宿題用の4つ切りサイズの画用紙を買い、ペットショップで海老の飼育について相談。「要はザリガニの小さなものなので…どこまでやるか、という話になってきます」と言われる。水草は管理が大変だから、と言って、やるなら人工のもので充分だと言われ、考え中。
図書館で本を返し本を借り、スーパーで買い物ついでにベーカリーでパンを買って、イートインスペースでお昼ご飯を食べた。帰宅すると、娘との約束であったリカちゃんの服づくりを5時間ぶっつづけで行った。娘はフェルトでオールインワンを作ることに挑戦した。刺繍はしたことがあるが針仕事はほぼはじめてで、玉止めを毎回失敗していたが、5時間も根気よく続けてとうとう作り上げることができた。色合いなどは、藤子不二雄的というか、真っ赤なトップスに真っ青なボトム、真っ白のサスペンダー、と、なかなか激しいが、娘は「かわいい〜」と言って、気に入っていた。

一方の私も相変わらずの不器用全開で始めからやり直すはめになることが3回も起こったが、こちらもしつこく5時間ねばって、なんとも満足のいくかわいらしい一着を作り上げることに成功した。

この日は部屋を散らかしたまま、お風呂とご飯はさっとすませて、倒れ込むように二人で眠った。

 

10日

娘の友人のお家に再訪。

この一週間の間に、なんと、彼女の家にも水槽が現れており、私が昨日買おうかどうしようか迷っていた、水槽内に敷く砂を分けてくれた。彼女の飼い始めたお祭りの金魚が、エラ病というものにかかってしまっていて、調べたところ、塩水につけると良いらしい。本当に金魚を塩水につけていいのか、彼女はとても不安がっていたが、集中治療室と化したバケツを見てみると、元気に泳ぎはじめていた。とても不思議だ。

 

親子ともども楽しい時間を過ごし、次回はいつにしようとスケジュール帳を開くも、予定が合わず、保留。
遅くまでお邪魔してしまって慌てて帰宅、せっかく頂いた砂を忘れてきてしまう。