榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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11月6〜8日

11月6日

インターネットでレンタルした留袖が前日に届いたのだけれど開けたら羽織だという悪夢を見て、目が覚める。今週末の義妹の結婚式、5時起きで留袖を着ていかなければならないことにナーバスになっているようだ。

首はまだひどく傷む。

郵便局に行き、はがき職人である娘のネタハガキを3枚出し、国際小包の手続きをする。国際小包の、郵便局員の後手後手の指示はどうにかならないのだろうか。何の指示も出さずに用紙を渡してきて、書き入れて差し出せば「あ、ここ」「はい、それでは…あ、ここもですね」と何度も書き直しをさせられる。たぶん、あちらも覚えていないのだ。もう一枚ください全部書き直すので、と言うと、あ、でも訂正印で行けますから、と、差出人の名前に二重線をビャッビャと引き出したので、郵便って心がどうこう言うならそういうところ、 と思いながら、もう一枚書き直して出した。

夕飯は蒸し鶏。鵠沼魚醤をかけて食べる。

 

11月7日

小学校の文化祭のような行事に顔を出す。

お化け屋敷に行きたい女子でグループを組んだという娘は、何日も前からお化け屋敷をとっても楽しみにしていたのだが、校舎内で顔を合わせると「…おばけやしき、こわかった…」と涙目でめちゃくちゃテンションが低かったので爆笑してしまった。

給食がカレーなので、私も帰宅して、カレーうどんを食べる。

アメリカの中間選挙を見ながら仕事をしていると、学校から入電。娘が発熱したという。怖すぎて熱が出たのかな?と思いながら保健室に迎えに行くと、喉が痛くて突発的に高熱が出たということで、校内で溶連菌が流行っているのでできれば検査してみてくださいと言われる。すぐに小児科で検査をすると、校医の予想通り、溶連菌による発熱だった。溶連菌にかかるのははじめてだ。抗生物質は10日飲み切らなければならないが、元気であれば、金曜日には学校に行けるという。熱はあったが、娘は「肉が食べたい」などと言って、元気であった。

うどんをリクエストされたので、昼、夜とうどんが続く。

 

 

11月8日

夜中は電気アンカのようであった娘は、朝、目をあけると、「頭も身体も熱くないよ!」と叫んで元気であった。熱は下がっても、溶連菌は、診断翌日までは、出校停止と決まっている。

Eテレの子ども番組が終わるまで二人で見て、塾を休んだのでその日の授業内容のドリルを二人でやった。

スプラトューンのバイトがやりたいらしく、夕方熱があがらなかったらねと言っているのに、まだ〜まだ〜?などとしつこく、キレそうになり、というか半ばキレて、お昼ごはんの支度をしている間にやって良いと屈してしまった。

図書館に私と娘の予約資料を取りに行き、スプラを終えてすっきりしている娘と畳の部屋に寝転んで本を読む。夕飯の支度が終わって呼びに行くと、トランプを広げ、3人分の手札を用意して、一人でゲームをしていた。ひまなときはこうやって、一人で対戦するんだよ、と言う。

「暇な時間はあったほうがいいね」と言うと、とにかくスケジュールを埋めたがる娘は、暇なんかヤダー!!と叫ぶ。暇がクリエイティビティを高めるのじゃ、子どもは暇な時間が必要なのだ!!と私は強く、尚も言い、娘もまたヤダー!を返す。