12月10日
寒くて雨戸を全部閉めて眠ったため、まんまと1時間も寝坊してしまう。
今朝もとても寒くて、海や山の方から登校する子供たちと、町から来る子供たちのアウターは違う。町から来る子どもたちは、ダウンなど、見るからにあったかそうなアウターを着込んでいるが、海や山のほうから来る子どもたちはそれよりは薄く、ジャケット程度だ。上着を着ていない子もいる。私たちを、上着のない男子が追い抜いて行き、彼はあのトレーナーがお気に入りで毎日着てくるのだと娘に教わる。
入学と同時にこの町に引っ越してきた女の子が、ナナフシを知らなかった話を聞く。
「クラスのおとこたちが、マジかよ…そんな人間いるのかよ…ってびびってた」
いいなぁ男子。
白いうみねこの群れの中に1羽のカラスが紛れ込み、しかしスイミーのようにはいかない。紙吹雪のようにくるくると舞踊り、ギャアギャアと揉めている。
父から入電。今週木曜の外来の予約が入っていなかったらしい。腎臓の先生…。
そういうわけで、年末までは外来がない。妹にその旨連絡すると、「そんなわけはない、お姉ちゃん病院に連絡してみた?」と、父の信用まるでなし。
ようやく冬の歳時記を買う。
けれど、今年の紅葉は今がシーズンで、季語とまるで合わなくて困る。
夫と娘にホワイトシチューとパンを作り置き、銀座レッドという名の口紅をつけて、銀座へ、ぺんてるのイベントへ。
町角で、救世軍という小さな垂れ幕を掲げラッパを吹く軍服の老人を見た。サザエさんのマンガで見たことあったので、タイムスリップしたようだ。したのは彼らで私ではない。曲目は、赤鼻のトナカイ。