榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

シナリオライター/文筆家/お仕事の依頼はtoriko.haibara@gmail.comまで。


12月12日

雨がふっていて寒い。

おなかの調子がいまひとつなので朝食は卵雑炊を食べた。

 

妹から入電。次男が熱を出したので仕事を休んだらしく、ついでにということで、市役所にいるんだけどと介護申請に関しての質問を何点かされる。

「それとさっきお父さんのところに抜き打ちで寄ったんだけど」と妹。「室内に倒れた形跡があったから慌てて寝室の扉開けたら、ベッドの上で、起きてはいたんだけど、酒とタバコをさささっと袋に隠してさー!!!」

激怒する妹に、父はこれは前のやつだからとしょうもない言い訳をしたそうだ。酒もタバコも毎回妹が全て捨てているのだ。妹はあまりの怒りにほぼ口をきかず必要なものだけ取って出てきたらしい。

「顎まで割ったのに、なにも懲りてないんだね」呆れる私。呆れはするが、想定内ともいえる。

 

その後必要な手続きをとって、父の家に必要なものを置きに再訪した妹に、父はいつもの調子で、クリスマスは何時から?などと呑気に聞いてきたので「酒とタバコをやめたら教えてやる」と言い放ったそうだ。それ、良い方法だね、と私は言ったが、これで止めなかったら、ますますと言う感じだ。何がますますかはちょっと言葉にできない。

 

江ノ電に乗って、着付けのバイトの面接を受けに、鎌倉へ。

目の前の席で、お嬢さま学校の制服の小学生が、「幕末1000人」という幕末の偉人たちが掲載されているのだろう大きな本を読み込んでいた。

 

妹からLINEのメッセージ。

父の妹である叔母に、申請した旨報告のメッセージを送ったとのこと。叔母からは「いろんな人の手を借りてケアマネに相談して早く楽になってね☆」と返信、妹は、父がまた酒とタバコをやっていることをぶちまけ、おばさんからも叱ってください!と送ったがそれに関しては返事がなかったという。「あそこは完全な家父長制度の家だから…」と私は返信。叔母が兄達に意見をするなんてありえないのだろう。

しかし、しばらくして、妹のもとに叔母から返信が来たと言う。

「しょうがない人ね☆とにかく、ケアマネに相談!」

父に意見するつもり全くねー!!と妹。ケアマネってそんなことも相談できるんだろうか…?

 

面接が思っていたよりも早く終わったので、娘のスイミングに顔を出す。娘は現在平泳ぎに挑戦中。初めての足の動きに苦戦している。一所懸命動いている割に進まなくてとてもかわいい。

 

スーパーで娘にねだられ、ポケモンパンを買って帰る。最近の娘は成長期でよく食べる。

 

今日は学校の給食の時間に流れる放送で、すごくきれいな声の「大きなのっぽの古時計」を聞いたんだよ!と言うので、これかなと平井堅バージョンを流してやる。これこれ!と言って一緒に歌う娘はとても音痴だ。私は娘の音痴を愛している。

 

夕飯はラーメン。「沼にハマってきいてみた」が今日はラーメン沼だったから。見ていたら絶対ラーメンが食べたくなると思って。