榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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3月11日

強風の中、雨粒がたまにパラパラとばらまかれている。

ぐるっと1周ウォーキングから戻ってきた頃には空は晴れわたり、気圧の変化に体がついていかないのか、腹痛だったりひどい眠気に襲われたり。

ソファーに横たわりながら読書をしたが、寝そうになったので撮りためていた「ニュー・トリックス」シーズン4の1話を観る。

それでもしつこい眠気はなかなか取れなかったので思い切って眠ることにしたのだけど、娘が帰宅してもソファーから起き上がれず、黙祷をしたまま眠ってしまい、宿題とドリルが終わるまで眠らせてもらった。

約束をしたのでようよう起き上がって、映画館ごっこと称して、2人でポップコーンを作り、撮っておいた「名探偵コナン 漆黒の追跡者」を見る。

ポップコーンにかけるためにキャラメルを作ったが失敗した。バターと砂糖が分離してしまったのだ。途中で弱火にしてしまったのが原因か。

映画版のコナンは様式美で、私はほとんど蘭の殺陣と、コナンの決め台詞「江戸川コナン…探偵さ」を聞いてキャーッてなるために毎度付き合っている。

 

夕飯は、ツナのトマトクリームパスタと、手羽中と野菜のスープ。スープには大好きな芽キャベツを入れ、「いだてん」の8話を観ながら食べた。

新橋の駅前を指差して、母が小さかった頃新橋の駅前に住んでいた話、その家が火事で焼けた話をする。

「いだてん」はドラマとしてべらぼうに面白いが、それ以上に私にとっては、故郷である東京の物語だ。

祖父の田舎のある千葉から子供を連れて帰宅した祖母が、玄関を開けると「どちらさま?」と芸者が出てきたのも新橋の家だった。その話は娘にはしないでおいた。