榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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7月14日

喉の痛みで目が覚める。声を出してみようとするが、全く出ない。口から出るのは咳ばかり。

娘がやってきて、iPadのストップウォッチ機能と、ストップウォッチが同時に鳴り、「やったー!24時間はかれた!!」と喜んだ。

 

蜂の巣は、驚くほど蜂の巣になっていた。

おお、縞模様が見えるね、と家族で観察する。あんなに蜂がいたのに、1匹いるか、いないかだ。

女王蜂を探しに行っているのかな?と夫。どんな風に連れてくるんだろう!と盛り上がる夫と娘。

 

横須賀美術館の、せなけいこ展に行く。

印刷されているものには感じなかった、腰砕けになりそうな脱力系の可愛さが原画にはあった。同じ絵なのに印象がぜんぜんちがう。

そして、額に飾られて絵として見ると、どの絵も躍動感があって、物語を感じるどころかほぼ動画であった。

娘は自分の貯金から、蓄光加工のほどこされたおばけのポストカードと、めがねうさぎのマスキングテープを一人で並んで買っていた。

 

夜はいだてんを観る。ようやくリアルタイムに追いつく。

金栗篇の皆さんのすばらしさ。実家に着いたときの金栗さんの細やかな痛ましさ。さようなら、でも来週も楽しみ。

 

応募したものが一次で落選したことを知る。

まさか一次で落ちると思っていなかったので、衝撃が大きく、動揺し、落胆し、目の前がぐるぐるして、腐らないなんて無理じゃない?ていうか、もう、無理なんじゃない???と問いかけながら、寝た。