10月27日
ベッドの中で娘が目を開けて、おもむろに、今見た夢の話をする。
リスに赤ちゃんの子守を頼まれて、リスのお母さんは公園に冬用のどんぐりを取りに出かけてしまった、リスの赤ちゃんは15匹もいてすぐにちょろちょろ逃げ出してしまって子守りはとても大変だった、戻ってきたリスのお母さんに、リスの赤ちゃんを3匹もらった。
もらったはずのリスの赤ちゃんが、今、いなくてさみしい。
着付けアシスタントのバイトに、鎌倉へ。
電車に乗り遅れそうな時間になって、久しぶりに走った。電車に間に合ったら今日バイト先で嫌なことは起こらない、という願掛けをして走った。
電車には間に合った。
江の電から見える海は朝焼けのような景色で、浮かぶSUPがよく似合っていた。
件の私のミスから生じた問題で気が重かったけれど、謝罪以上のことは起こらず、願掛けをして走って良かった。
帰宅して、リビングを散らかし放題にしているのになにも支度もしておらず、しようとせず、注意しても生意気言ったりふざけ続ける娘に爆発、日曜にいつもママがいないとこう、平日はいつもきちんとしているのに、パパのいうことはきけないなら習い事をひとつ辞めてママは日曜日も家にいないとならない今度同じことがあったらもう本当に辞めてもらうからと叱り飛ばす。
夫を援護するようなことを娘に口では言いつつ心の中では彼の監督不行きだという私の気持ちが通じたのか、なぜか夫までしょんぼりして、家の中は、たまに早く帰ってきたお父さんが怒鳴り散らした後のような空気で満ち満ちていた。
夫が夕飯に作ってくれていた土井先生の本の、牛肉とニンニクの芽の炒め物はとても美味しかった。