榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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ヨコハマトリエンナーレ2017 星と星座とガラパゴス

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文化の日に、文化的なことをすべく駆け込みで行ってきました。3年に1度の国際展「ヨコハマトリエンナーレ 2017」。8/4-11/5までの開催。以下概要の引用(韻踏んだ)。

横浜トリエンナーレは、3年に1度開催される現代アートの国際展です。
タイトルの[島][星座][ガラパゴス]は、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表すキーワードです。
いま、世界はグローバル化が急速に進む一方で、紛争や難民・移民の問題、英国のEU離脱ポピュリズムの台頭などで大きく揺れています。 
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」では、「接続」と「孤立」をテーマに、相反する価値観が複雑に絡み合う世界の状況について考えます。

トリエンナーレでは、アーティストを厳選し、その多くが複数作品を展示することで、小さな個展群が緩やかにつながり、星座あるいは多島海を形作るように展覧会を構成します。また、幅広い分野の専門家が参加する公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」を通して討論を重ねます。視覚と対話の両面から深くテーマを掘り下げ、「議論」や「共有・共生」の機会となることを目指します。

先行きの見えない複雑な時代に、人間の勇気と想像力や創造力がどのような可能性を拓くことができるのか。 多くの人々とともに考え、開国、開港の地・横浜から新たな視点を発信します。

 

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主な会場は3つ。いた場所に近かった横浜美術館から入りました。

アイウェイウェイの救命胴衣と救命ボートの大型インスタレーションを通って

 

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入ってすぐ、ジェコ・アヴィアントのしめ縄インスタレーション「大きな木々」。

 

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ウニの殻で作られた「色覚障がいのための島」マップオフィス。

 

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私が今回いちばん長くいた部屋は、サム・デュラントの近代日本を描いた作品と横浜美術館貯蔵の同時代の絵画が飾られた場所。

 

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とてもキッチュ。マステで欲しいとか言ったら怒られるだろうか…。

 

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画集ほしくなる。

 

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パオラ・ピヴィの羽毛でできているくま。

奥が「I and I (芸術のために立ち上がらなければ)」。

手前が「私の大好きなジジ」。

子どもが来るたびに監視員の人がすかさず注意を促す。触りたくなっちゃうよね〜。

 

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「準備ができたら教えて」。タイトル!

 

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風間サチコの「ぼんやり階級ハンコ」を押して、赤レンガ倉庫会場へ。

このハンコ全種類押してみたい!

 

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これもインスタレーションか?とおもうような。

ウキウキしながら受付に行ったら、なんと会場に入るのに30分待ちとのこと!

私よりも長々と見てまわっていた娘はもうヘトヘトなので、ここでおわりにしました。見たかったけど、閉会間際に来たのが悪い!

 

今回おもったことは、「ぜんぶ写真OKてなんかすごい」ということ、写真を撮りたくなることと心が動く作品は必ずしも一致しないということ(でもその感覚は世代で違うのかもしれないな)、私は映像の作品はほぼ見ないんだけど(問題意識を強く訴える作品が多いから)、娘はわりと映像作品を見るのだということ、現代美術は相変わらず私に強くは響かないんだけどそれでもまた行くのだということ、です。