1月21日、22日
1月21日
猫の体重は、3.2kg。横ばい。
夫と娘が、木材から箸を削りだしている間、「神様ゲーム」読了。
小さな鉋で木を黙々と削る作業に、夫はアドレナリンが出まくったと言い、娘も2時間集中して削り、二人とも、満足のいく箸が出来上がった模様。私は売り場で、箸は乾かすときに縦にしてはいけない、横に寝かせるのだと教わる。そうしないと先が黒くなってダメになっていってしまうのだそうだ。確かに、うちの箸はそうやって崩れている箸先のものがある。実のならなくなった林檎の木で作ったという箸を娘用に買う。
1月22日
朝、起きて来なかった娘がようやく下に降りてくると、「クラクラする」と言い、朝食を食べようとする手も震え、横になりたいと泣く。体温を測ると、35.4℃。顔もとてもむくんでいる。とりあえず座っていることも辛そうだったので、幼稚園を休ませてベッドに入れる。
2年くらい前までは、冬、こういうことがたびたびあった。朝はいつも寒いと言って起きだせずにいたのが、去冬、娘が園長先生のお話に感化されて「朝ご飯を和食にして欲しい」と言いだし、それ以降、ピタリと寒がらなくなったのだった。
猫はいつも自分が寝ている時間に娘がいることにさんざん文句を言い、娘の上に乗っかる等した後、しぶしぶ娘のベッドの上で丸くなる。
目が覚めた娘は吐き気とめまいを訴える。たぶんそれは、と言っている間に、窓の外に、雪がちらつきだした。降り出すと少し楽になるのは私も同じで、つまり、私たちは自律神経が低気圧によってやられているのだった。大きくなったら、彼女のこの体質は治るのだろうか。それとも思春期になってもっとひどくなるのでは、受験期にどう乗り越えることができるだろうか。
再び眠って起きても気持ちが悪いという娘に、酔い止めの薬を飲ませる。薬がよく効いたのか、雪が本格的にぼた雪に変わって気圧が安定し始めたのか、娘はベッドから出てようやく遊び始めた。たびたび、窓を開けては、物干し場に積もる雪を二人で握る。
夫は4時間半かかって帰宅した。夕飯はポトフ。私は誰よりも先に眠ってしまう。
猫の体重は、3.4kgになった!