榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

シナリオライター/文筆家/お仕事の依頼はtoriko.haibara@gmail.comまで。


1月23、24、25、26日

23日、娘は自由登園、夫は自宅で仕事、私は〆切日だった。

私も夫も仕事だから、一人で遊べるならいいけれどという条件で、娘は家にいることを選んだ。去年までは、どんな嵐でも幼稚園に行くと言ってきかなかったのに、それだけ家で遊べていないともいえる。リビングに夫、書斎に私、書斎の隣室の和室に娘。トイレに立ったついでに隣室をのぞき、リカちゃん遊びをしている娘に、「リカちゃんおしゃれしてるね、どこに行くのかな?」と声をかけると「お葬式!」と笑顔で返事をされたので、葬式というのは黒い服を着ていくものだということを一応教える。

夫に娘の習い事の送迎をしてもらうなどのおかげで、仕事は捗った。

 

24日、映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」滑り込み。最初の数分を見逃してしまった。メイキングが見たい。IKEAに寄って収納用品と額を買い込み、おいしくないおいしさのミートボールを食べ、帰り道は事故が2件も起きていて、混んでいて1時間の道が、1時間45分くらいかかった。雪の影響で、あちこちが片側規制や通行止め。

 

25日、朝の外気温が-2℃。都心では48年ぶりに-4℃だったらしい。
3.4kgをキープしていた猫の体重が、100g落ちてしまう。しかし、焦らない。ようにしている。

駅前まで本を買いに行き、喫茶店でプロットづくり。多くの人がそうであるように、私もまた、プロットは外でやったほうが進む気がする。あっという間にお迎えの時間になって、娘の習い事の送迎。自分の時間がなさすぎるけれど、小学校低学年まではと覚悟している。

 

26日、今朝も外気温が-2℃。娘の体温がまたも35.5℃から上がらず、めまいと吐き気と腹痛を訴えるので、とりあえず幼稚園に遅刻の連絡をする。ホットミルクを飲ませてみたり、味噌汁を飲ませてみたりしても体温が上がらない。好きな番組を見たらどうだろう、と、録画したものを見せてみたり、飴玉を食べさせてみたりしたがどうにもならず、少しベッドで眠ったら?と促すと、ママといっしょがいいと言って泣くので、仕方なしに私もベッドに入り、二人で11時まで眠る。起きると娘はすっかり元気になっており、幼稚園まで送った。夕方まで元気いっぱいに外で男子とサッカーなどして過ごしていたらしいが、一体この、外気温の低さに体温がひっぱられてしまう体質は、どうしたら良いのだろうか。大きくなったら自然に治るのだろうとドーンとかまえていたいのだけれど、私は自分が自律神経をいわしたのがはっきりと高校のときだったので、そしてそれがとても辛かったので、娘が心配だ。思春期にもっとひどくなったら受験期はどう乗り越えればいいのだろう。私は自分が受験をしたことがないのでとにかく色々怯えている。

 

娘関係の用事をすませ、歯医者。ひとまず処置が全て終了した。次回は3ヶ月後のメンテナンス。

更にどうぶつ病院。いつ、〆切以外の仕事、家事をすればいいというのか。しかし小学校低学年まではと再び自分に言い聞かせ。

 

猫の体重は、3.5kgに戻った。毛玉を吐くのが辛そうなので、どうぶつ病院で療養食をもらいついでに相談すると、療養食にも毛玉を溶かす成分は入っているのだけれどそれでもダメならこれをと言って、ワセリンにカラメルの匂いがついたものを出してもらった。指に塗ってなめさせるのだと教わったが、猫はまったくといってなめない。仕方がないので口の周りにベタベタと塗り付け、猫はワーワーと文句を言いながら、仕方なしにそれをなめとっていた。指についたカラメルの匂いは風呂に入った後もなかなか落ちず、娘とふたり、布団の中で、プリンの匂いだね、と嗅ぎ合う。