1月29日
自作した手帳を、娘が紛失した。
最後に見たのは、彼女が猫の体重をグラフにするといって、表を書き付けていたリビングの床だ。探しても探しても、見当たらない。人の手帳なのに、私が落ち着かない。
落ち着かないながらも、粛々と仕事をこなす。迎えの時間になっても終わらず、娘に1時間ほど隣室で一人で遊んでもらい、ようよう仕事を終えてすぐに夕飯のことを考えようにも頭がまったく働かず、夫になにが食べたいかとLINEを入れると、鱈のグラタン、という答えがかえってきて、当然鱈は家にはないのだけれど、もう別のことを考えるのも面倒だったので、スーパーで買ってきて、そのようにした。蒸してあったブロッコリーの芯も入れ、それはおいしかったが、やはりエビとキノコ類がないと物足りない。
食後、胃もたれなのだろうか、背中が痛んですぐに横になる。痛い痛いとうめくベッドの中、私の背中に、娘が口を吸い付けては、プッッと毒を吐き出していた。