大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ1日目
夏休みの記録2。
新潟県の越後妻有地域で行われている「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」に後輩と車を交代しながら行って参りました。
トリエンナーレとは、3年に1度開催される国際美術展覧会のことです。
パスポート3500円。巡った場所にスタンプが押していけます。
スタンプラーとしてはたいへんうれしい。
まず最初に向かったのは、十日町エリアの越後妻有里山現代美術館「キナーレ」会場。
まずは約30組による4畳半の世界を楽しみます。
「ライトハウス 4.0 越後妻有で軽やかに暮らす/all (zone)」
キッチュ。
アートなのかお店なのかアートの中でお店やっているのかわからないほど、お店もたくさん。
水の中には入れますが、遊泳は禁止。
サンダルをもってくれば良かったと大後悔。
常設展にて火焔型土器 !! レプリカだけど !!
火焔型土器は信濃川上・中流域で成立・発展したものと推定されているのだそうです。今年はなぜか火焔型土器づいているわ…。
「Rolling Cylinder, 2012/カールステン・へラー」
筒状のまわりがぐるぐるまわっている中を歩きます。
動画を撮ればよかったなぁ。
49作品を堪能し、ザおこめショーを気にしつつも、
川西エリアの里山アートどうぶつ園に向かいます。
きゃねこ+山下若葉「オスピトコンタ2」
松本勇馬+わらアートJAPAN「見島牛」
でかい。かっこいい。
上まで登ったらなにが描かれているのかわかるのでは、と登ったもののわからなかった。
今サイトを観て火、水、農、藝、天神の象形文字だということを知った。
この日私がにばんめに感じ入った作品。
曇天と湿度が作品とマッチしていた。
タイトルを観たら私が感じたものとはずいぶん違う意図で作られているみたいだけど…。
アートギャラリーで働くイトコに、現代美術が観たいなら「目」の作品とかいいんじゃない?と前から言われていて、今回やっと観れた。
まったく同じ形に作られたふたつの巨石。
やはり曇天がきいている。。
再び十日町エリアに移動。
今回観たものの中でいちばん痺れた作品。
中条の高龗神社の社殿の中に鎮座している。
それだけでも異様な光景なのに、この日はちょうどお祭りで、
なんとこの中でなにか祈祷のようなものが行われていた。
おじいさんたちが、小雨の中、境内を小走りに、「おーい、もうはじまっちゃってるよ〜」など言いながら社殿にぞくぞくと入ってあぐらをかき、頭を垂れている。
光り、ゆっくりとまわる大きなこのまるいものがあることが、普段のように。
未来の宗教を観ているようだった。
振り向くと神輿が集まっており、虚構の中にいるようで頭がぐらぐらした。
お次の拠点は「まつだい 能舞台」
「関係 - 黒板の教室」(教育空間)「関係 - 農夫の仕事」(農耕空間)
教室全体が黒板になっていた!
子どもは楽しい場所。
この日ずーっとアート作品を観てきて、ここで文字に出会って、ぶわぁっと身体の奥から、懐かしさのような感情があふれて感動した。
急に、「読める」という理解に出会って、文字そのものに感動してしまった。
雪がふっている期間は、文字はしまわれているんだそうです。
予習を全くしてこなかった(観たい2点ほどだけ後輩に伝えて、あとはルートをぜんぶ組んでもらった)ので、「なんか草間てきなやつがあるな〜」と思っていたら、本物でした。
再び移動。松代エリアへ。
ピンボケしてしまったのだけど
マージャン牌で絵が描かれている。
除雪機など、冬しか使わない道具と組み合わせたタイムマシンのような立体作品。
音もすごくて、かっこよかった。
巡るのはここまでにして、宿へ。
今回泊まったのは、松之山温泉の和泉屋。
こじんまりした部屋と温泉だったけど、食事がべらぼうにおいしかった。
あと米はやはりおいしい。
お食事どころは個室てきなかんじに。
発酵豆腐おいしかった…買って帰りたかったなー。
お水もおいしい場所なのだけど、歩きまわって汗だくで温泉入ったらやっぱりビールがおいしい。
普段サッポロ買わないんだけど、後輩が飲んでたやつもらったら、これさわやかで美味しかったです。
2日目につづく。