榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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3月6日

松尾スズキ著「もう「はい」としか言えない」、宮部みゆき著「ぼんくら」読了。

前者、表題作が面白かった。とくに冒頭。一気に最後まで読んでしまう。

後者、絶対に発売当時読んだはずだが、まったく思いだせないので読んだ。次第になんとなーくうっすら思いだすような感じはあって、「おでこ」の登場で完全に「これ読んだな」と思ったけれど本筋はほぼ忘れていたのでそのまま最後まで読む。宮部みゆきの時代小説はなんでこんなに読みやすいのだろう。「IQ」の、ヒップホップでギャングな世界観によほど心が馴染まなかったんだなということがわかるほど、今は時代物が心地よい。

少し前までは、時代物なんてむしろ好きじゃなかったのに、年なのだろうか。現代ものでは鼻について入ってこない人情や節約ぶりが、時代ものでは素直に受け取れる。ファンタジーなのだ。

 

なにが食べたいか聞くと、夫は鶏肉といい、娘はカレーと言ったので、夕飯はチキンカレーを作った。久しぶりに一個分だけじゃがいもを入れたら、ルーがモコモコして美味しかった。