榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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3月17日・18日

3月17日

晴天であたたかく、バイト先の屋上で、風に揺れる真っ白な洗濯物の長襦袢群に囲まれて弁当を食べる。

今日のお弁当は、手羽中とピーマンと茄子のオイスターソース煮で丼。

前に多めにお弁当として作ったものを一人分だけ冷凍しておいたのだ。

夫と娘は、会社の日帰り慰安旅行にでかけており、小田原のはんぺん工場で厚揚げのようなものを作っている娘の写真を眺めながら弁当を食べた。

 

仕事はとても忙しく、かつ人手不足で、へとへとになって帰宅する。

 

3月18日

毎日だいたい見かけていた6年生であろう女子のグループのうちの一人が、3学期は一人で登校していたのだけれど、今朝は複数人といっしょに歩いているのを見たので心があたたかくなる。もとのグループなのか、あたらしいグループなのかはわからないが、卒業前に、よかった(5年生なのかもわからないが、それならそれも、よかった)。

 

昨日の仕事量がハードで、全身筋肉痛。とくに背中と、はじめてあばら骨周辺が筋肉痛に。

 

娘は11時近くにはもう帰宅してきていた。

「今日はなにをしようかな〜」と浮かれているので、

「まずは皮膚科と耳鼻科だよ」と言う。

「えーーーーーー!!」

「でもお昼はそのかわりモスバーガーだ」

「わーーーーーい!!」

娘のリアクションに、榎本俊二のマンガかよとおもう。

 

そういえば、と、妹に、父はどうなったのかと連絡すると、なんと先週の水曜日に退院していたという。なぜ教えてくれなかったのか、とちょっと苦言を呈すると、妹自体も忙しすぎて、父の妹である叔母に頼んで、そのあとは忘れていたし父とも連絡をとっていないといって、週末にあったという三男坊の卒園式の写真が送られて来た。

忘れていた!?と驚いたが、自分も忘れていたし、人は慣れる。

 

「それでねお姉ちゃん、お父さんの、敗血症の原因がわかったんだけど、驚くよ」と妹。「虫歯だったんだって。どうやら、虫歯から、菌が血液をまわったらしいの」

虫歯で人は死ぬのだ(死んでいない)。なんともはや。

 

夕飯は娘のリクエストでチキンカレー。

親子別々のカレーを作るのがだんだんこなれて早くなってきた。