榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

シナリオライター/文筆家/お仕事の依頼はtoriko.haibara@gmail.comまで。


6月3日

娘が8歳になったり、はじめてのキャンプではない家族旅行(大阪!)に行ったり、新しくなった東京都現代美術館に行ったり、いろいろとしたが、いろいろとありすぎて書くのが面倒になってしまった。よくない。

 

最近は時間のやりくりがうまくいかず、くわえて金銭面で汲汲としており、イライラがつのって、シナリオを書き始めた。

本当は小説が書きたいのだけれどいかんせん時間がかかりすぎる。とにかく私は書き上げたいのだ。書き上げて、推敲がしたい。

小説は彫刻のようだ。書いている感覚も然り、また、それを見ようとする人の少なさも然り。

 

夕方、娘と幼稚園の同窓会バザーに出品する手芸品を作った。

私はリカちゃん人形が着られるサイズの幼稚園の制服風の服を試作中、娘はビーズのアクセサリーだ。

自信のない私に、娘は「売れるよ!!こんなのあったらぜったいママに買ってって言っちゃう!」などと言って私を鼓舞してくれる。私は娘の作品に「…それ売れるかな…?」と恐る恐る聞くのだが、娘は「売れるよ!!私だったら買う!」と自信満々だ。

 

以前小学2年生がいちばん自己肯定感が高くて、あとは18歳で底をつくまで下がりっぱなしなのだというのを読んだ。

本当かどうかわからないが、今の娘は自信が小さな身体にはちきれんばかりにみなぎっていて清々しい。

 

友だちから、私と娘にそれぞれ手紙が届く。

ハガキ職人である娘に、官製はがきをたくさん送ってくれたのだ。

娘はさっそく新聞に投稿すべく、鉛筆を走らせる。

 

夕飯は鶏肉のキジ焼き丼。

おかひじきが送られてきたので、さっと茹でて、ごはんの上に敷いた海苔の上にのせ、その上に一口大の鶏肉をのせた。しゃきしゃきとした歯ごたえが入ってなかなかよかった。山椒がほしかった。