6月4日
娘に頼まれてネタハガキをポストに投函して、着付けのアシスタントバイトへ。
店内には、生花がこぼれるようにかざられていて、上質なサロンのようになっていた。
週末にあった、年若き着付師の先輩の披露宴のものだとすぐに察しがついた。
私までお誘いをうけていたのだけれど、丁度父の具合が不安定な時期だったので、出席の返事ができなかったのだった。
出勤してきたヘアスタイリストの子に、当日の話を聞く。彼女はお店に出勤組で、その日はよりによってここ最近で最も予約数が入ってしまっていて、はじめは列席のため出勤予定がなかった他のヘアの人も早朝だけ出勤することになって、自分で日本髪風に結ってきた頭でお客様の髪型を作り、時間になったら店長は彼女を着付け、自分を着付け、その店長の髪を結って、慌ただしく式場に向かい、他の同僚と合流したらしい。
お店はお店でてんやわんやだったようで、「ヘアはまあなんとかなったんですけど、着付け室の方が大変だったみたいで」と、そちらの話も面白そうだった。
夕飯は夫が早く帰宅する日だったので、夫と娘の好きな巻きカツを作った。うまいうまいと食べていた夫が珍しく3つしか食べず、ビールもほとんど缶に残して、なんだかダルい、と言いだし、「横になりたい」とソファーに寝転ぶも、「やっぱ上で寝る」と言って寝室に上がってしまった。
一応、肝臓系の胃薬を飲ませたが、なんだかよくわからない。
普段は寝室で娘と私がダブルベッドに寝ていて、夫は一階のソファーで寝ているので(夜中までゲームをやっているかTVを見ていてそのまま寝る)、娘が「今日どうやって寝ようか…」と不安な顔で私を見る。
パパと寝なさいよ、と言うと、「うつる病気じゃないといいけど…」と不安がるので子どもは酷い。
だからあんたが自分のベッドで寝なさいよと思ったけれど、和室がこの季節は涼しくてきもち良いこともあって、布団を敷いて、猫も娘も追い出して、一人で悠々眠った。