7月7日
小暑。
着付アシスタントのバイトで鎌倉へ。
江の電が道路を走行するところで、祭りの山車とすれ違う。車内の外国人たちが一斉にわあっと盛り上がる。私だって盛り上がる。
鎌倉は夕方までなんとか雨がもって、カップル客が多いのは、浴衣で七夕デートなのだろうか。段葛の入り口の七夕飾りは今日が最後ですよ、と口添えをする。
店内で、鎌倉の花火大会の打ち合わせ。
1年で1番お客の来るこの日に限っては全員出勤となっている。
しかし今年は例年よりも開催日が早いからか、予約数は去年に比べて鈍いようだ。
帰宅し、いだてんがやっていたのでリアルタイムでもう見ちゃおうとしたが、夫もまだ25話を見ていないというので強制的に録画のそれが流された。
金栗篇がすばらしかったのもあって全く興味のなかった田畑篇だったが、のっけから、面白くって仕方ない。もっともっとまくしたてて!!とうれしくなる。大河でこんなに笑ったのははじめて。これが毎週見られるなんて、ワクワクしちゃう。
さあもうベッドに行きなさいと促すと、娘は夫に「お、からはじまって、み、でおわりなさ〜い」と挨拶をし、夫は「ま、からはじまって、たでおわりなさ〜い」と返していた。「正解は、またあした、でーす」
眠る娘と猫に乗っかられながら、iPhoneで、小学校の同窓会の写真を眺めた。みんなのいい笑顔が、暗闇の寝室の中で光りを放っていた。
蛍が光りを放つのは求愛のためだけではないらしい、という科学者のことばを思いだす。