榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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7月13日

喉のひりついた痛みで目が醒める。

声が出なかったが、ミルクティーを飲んでいるうちに出て来る。

 

着付アシスタントのバイトで鎌倉へ。

残業となり、一度帰ってからと思っていた飲み会に直接出かける。

残業からの冷えた瓶ビール。最高。

 

幼稚園のバザーのチームの打ち上げで、在園時には一度もなかったママ友飲み会、私たちはとても楽しみにしていて、実際とても楽しかった。

その上、予約していた店が、まさかの同幼稚園の顔見知りの父兄のお店で、「予約のときに言ってくれれば!」「いや、ぜんぜん知らなかったから!!」と、次々とサービス品を出してもらってしまって、そもそもおいしいからと予約していた店だったので、くるしいくるしいと言いながら〆のおおきな明太子おにぎりまで全員食べれてしまって恐ろしい。

カフェでお茶をして、喉が枯れるまで喋って、全員ちがう路線バスに乗って、私は徒歩で、帰った。

 

途中の会話で、高校生なんていちばん楽しい時期だったよ〜と言い合っているところ、私は高校は退屈で仕方なかった部活や恋愛で部分的には楽しい面や幸せなこともあったけど、はやく大人になりたかった、と言った。じゃあいつがいちばんたのしかった?と純粋なまなざしを向けられてたじろぎ思わず、いまかな、と答えた。

 

けど、やっぱりちゃんと考えても、総合的に、いま、だとおもうな、今日もとてもたのしかった、と確認しながら歩いた。

だって18で最初の子を産んだひとと、36で一人だけ産んだ私が、友だちになれるなんてすごい。

はっきり覚えているけれど、母親学級に行っていたときは、子どもが同い年だというだけで友だちになんかなれるものか、と鼻白んでいた。

ところが子どもが同い年なだけで、知らない土地で、友だちがたくさんできた。同い年の子どもの話が面白くて仕方ない。どんどん自分がなくなる感じが心地よい。

思うようにいかないことが多いけど、幸せというのともまたちがう感じがするけれど、やっぱり全然10代の頃なんかより今のほうが楽しい。

 

ベッドを夫と娘に占領されていたので、和室に布団を敷いて眠った。

布団を敷くのはとても面倒だけれど、そこに寝るのは好きだ。すごくよく眠れる。一人で寝るからというのもあるだろうけど。