榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

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9月4日

8月の最終週から始まるところも多いと聞くいまどきの小学校だけれど、娘の小学校は昔ながらの9月始まりで、東京の友人の子供が通う小学校なんかでは始業式の日から給食も始まると聞いたが、娘の小学校は本日ようやく給食が始まった。学校が始まっても四時限で帰ってきてしまうと、こちらとしても夏休みが明けた感覚が薄かった。私にとっての夏休みとは曰く三食の用意のことだったのか、私の夏休みはようやく今日あけ、日常が返ってきたのだった。江ノ電の車内から見える海がことさら眩しい。浮かぶ、海水浴客に場所を奪われていたサーファーたちにも、おつかれ!と心の中で声をかける。

 

去年は暑すぎて1回も行けなかった海だったが、今年は、娘は3回、私は1回行けた。天気や波の高さと予定がわなかったのだ。娘は夏休みの手帳の最後のページに、来年は毎日海に行く!!と書いていた。

私も来年は、夏までに少し貯金して、仕事をうんと少なくして、毎日娘と過ごしたい。親と夏休みを過ごしたいと言ってくれるのは、ギリギリ来年までな気がする。もしかしたら、来年にはもう友達と遊びたがるのかもしれない。それならそれでいい。

 

この夏の出来事。

娘は初めて、本人の希望で、本格的なお留守番をした。

テレビとゲームは1日1時間までとされているのだけれど、お留守番の日だけは2時間ずつオーケーにした。初日は嬉々として2時間ずつ楽しんでいた娘だったが、2日目からは案外別の遊びもしていた。電子レンジの温め機能の使い方も教えた。決してダイヤルは回さないこと。

 

映画館には1回行き、家でコナンの映画を4本見て、子ども向けの舞台を見、初めてお友達の家にお泊まりに行き、美術館には3回ほど行った。中でもイトコに誘われた、ボルダンスキー展は印象深かったようだった。イトコに解説してもらいながら鑑賞できたのも、観た数日後にテレビで紹介されていたのも良かったようだ。

 

自由研究には、ザリガニ の観察記と、「パパのお酒と体重の関係」という研究をした。

夫が太ったので、酒量と関係していると見て、夏休みの間レコーディングしたものをグラフ化して検証したのだ。

 

私にはなにがあったろう。

 

そのうち思い出すだろうが、大きな事としては、娘が夫に頼んで、誕生日プレゼントとして、2DS LLと、ポケモンウルトラサンアンドムーンをプレゼントしてくれたことだ。

私の誕生日は10月だが、11月にはスイッチ版のポケモンが出るので、今やっていたほうがいいだろうという思いやりだ。サンムーンやりたいと事あるごとにつぶやいていてよかった。すごく嬉しい。バイトの休憩中、アイロン待ちの浴衣が下がる薄暗いラックの下で、冒険している。