9月15日
パラスポーツのイベントに、家族3人で遊びに行く。
娘はパラスポーツに多大な興味があり、それはひとえにEテレの影響なので、テレビはやはり大きいなと思う。
チラシが小学校に配られたためか小学生が沢山来ており、娘もクラスメイト何人かと挨拶していた。
娘と夫はブラインドサッカーやボッチャ、パラバトミントン、車椅子ラグビー、車椅子バスケットを楽しんだ。
写真を撮っていた私も、スポーツ用の義足だけ体験してみた。体験用に足の甲を止める金具がついているからと聞いたがけっこうな重さで、鉤型になっている足部分は見た目通りのバネさ加減で、ホッピングを踏む感覚に近かった。
2020年のパラリンピックより正式種目となったパラバドミントンは車椅子と立位とがあり、体験者は車椅子に乗って、義足の立位の選手と打ち合う。娘はこの競技を気に入って、けっこうな列なのに、並び直して二回体験をしていた。
車椅子ラグビーの迫力はすごかった。えっいいの!?と思うほど大きな衝撃音を鳴らして車椅子同士をぶつける。ぶつかられた夫曰く、身体はぜんぜん痛くないらしい。
これはパラリンピック観に行きたいぞと思ってチケット申し込みしていた娘と夫に聞いたが、ラグビーは申し込んでいなかったらしい。残念。一般販売が始まったら絶対に申し込む。
小学生の他は、車椅子に乗った障害のある方々が体験に来ていた。
そして、ああ私はなんて想像力が貧困なのだろうか、車椅子に乗ったお母さん、又はお父さんと子どもたち、という家族を多々見かけた。彼らがいっしょに、同じスポーツに興じる姿を見て、ああそうかと目が覚める思いだった。
その中には、スポーツ用の車椅子に乗るのははじめてだという方もいて、スタッフの人々の力を借りて少し怖そうに乗り、それから家族みんな車椅子でくるくるとまわったり、競争をしたりするのだった。
パラスポーツの現場には、配慮があって、遠慮がない。
私の視線はまだ、おっかなびっくりで、逆に不躾。もっとたくさん見て、もっと慣れて、令和の小学生たちのように、もっと純粋に力一杯応援したい。