榛原誌

榛原トリコ・夜・芯etc…榛原たちの湘南暮らし

シナリオライター/文筆家/お仕事の依頼はtoriko.haibara@gmail.comまで。


2月24日

目と喉のかゆみ、鼻水、くしゃみといった花粉症の症状が一気に出る。

洗濯物を外に干してしまったので取り込むのが怖い。

 

 

野球はオープン戦が始まった。

スワローズの先発は石川、1番青木宣親。4-2でタイガースに快勝。

 

一日中書斎にこもって仕事をして、20時からは家族でオリンピックを観ると決めていた。

スポーツをTV観戦することが趣味の夫が、このオリンピックでいちばん楽しみにしていたスピードスケートのマススタートと、たまたま娘と私が観ることの多かった女子カーリングの3位決定戦を、2画面分割で観る。マススタートが6周を越えた辺りで、そちらを1画面にしたり、マススタートの試合がない時間帯はカーリングだけにしたり。普段は20時をすぎたら寝室に連れて行かれる娘も、今日は最後まで観れたら観ていいよということに。

私の不在時、韓国戦も観ていたという娘の女子カーリングを観る目は熱い。選手たちがおやつを食べるところも娘にとって好きなポイントのひとつだ。大きないちごにも羨望のまなざし。

 

夫と娘のまめ知識や解説を聞きながら、そして私たちは、女子マススタートで高木菜那選手がすり抜けるようにして金メダルを穫った瞬間を目撃し、女子のカーリングでは最後の最後、イギリスの石が日本の石を円の中心へとはじいてしまった瞬間を観た。私たちは大きな声を出して立ち上がったり、拍手をしたり、ハイタッチをした。娘がこんなに遅い時間まで起きていたのもはじめてのことだった。

 

娘の手帳が見つかった

自作した娘の手帳を2月を待たずして早々になくされまして。

 

haibara.hatenadiary.com

 

約1ヶ月ぶりに娘が発見。シール引き出しの奥底に入っていたとのこと。

そこも見たんだけどなぁ〜。

さっそくマンスリーを貼ったりしていると、娘が「私の手帳なんだから私が貼りたい」ってお前〜〜〜一ヶ月なくしてたくせに〜〜〜

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そんなわけでインデックスがずれているのを見てちょっとイラっときましたが、私のものじゃないので我慢…。

 

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「私がやる!」と言われないよう、こっそり書斎に持ち出し、お誕生日ページの月を数字はんこで押したりして。

 

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なくした時に見つかりやすいよう、表紙にいろいろ貼った。

 

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裏面はパンダに合わせてmtの「黒い生き物」を貼ったのだけど、やはりもっとポップなほうがいいかも…。貼り直すか…。

なにはともあれ見つかってよかった!

2月23日

夜が友人らとの会食の予定だったので、早めに東京に出て、映画を2本観た。

「勝手にふるえてろ」は、噂通りとてもよかった。とてもおもしろい小劇場の芝居を観ているようで、私はそういう映像作品が少し苦手なので、さいしょはなかなかこそばゆかったのだけれど、そこを通り越してしまえば、いくつも見返したいところがある、マンガだったなら読み返せるのに!と歯がゆい。松岡茉優の、コミュニケーションがうまくない女の喋り方が猛烈に上手い。本心を吐露している時の口調との差が面白い。とてもよかった分、思い返せば台詞以外の、絵としての印象が薄いのが残念だと思った(それだけ台詞とその演技がよかったともいえるが)(ふせんはまあよかったが)。とてもよかったし、なんなら家でまた観たいが、それだけに、映像として同じくらいひきつけられるところが欲しかった。それは好みの問題かもしれなくて、私は、映画は映画でしかやれないこと(興行としての話ではなく)が観たい、でもだからといってこの映画がつまらなかったかというとそうではぜんぜんなくて、ラストはちょっと駆け足だったっていうかそれも色々仕方ないのだろうけど、それがダメだったということではなくて、せっかく映画なのだからと思ってしまう。せっかく映画なのだから、ドラマではできないゆとりのような、言葉と演技、以外のなにかが私は観たい。

 

続けて観た「ゆれる人魚」は、音楽が全体的に電気グルーヴっぽいというか、ナゴム感があり、ミュージカルというよりは、ミュージックビデオを延々観させられているようだった。妹に比べ、姉がそんなにかわいくないな、なぜこの子を、と思いながら観ていたが、牙をつけた途端、激しく人魚顔だったので、なるほどと思ったし、ラストはかわいく見えたから、それもまたなるほどと思ったが、なんというか、ポストカードだったら買うようなキッチュなカットがたくさんあるが、映画としては、女性が初監督する際の悪いところが全部出ているかんじの映画だった。

 

夜は代理店時代の友人らと会食。いわゆる女子会。婦人会。集まるのは3年ぶり。今は会社から22時に帰れているということに驚く。育休明け、営業職に復帰した子が、仕事が仕事だけにめちゃくちゃ大変だろうに、子育てのことか子どものことかその両方かを、私にまっすぐ「いや〜たのしいですね!」と言ったことが、うれしかった。

部長になった独身の同い年の友だちに、結婚の良いところを教えてくれ、と言われたけれど、私が結婚した主な理由が、子どもが欲しいと言われたことと、妹とイトコの後押しと、経済的な理由であったので、稼ぎあって家も買ってて子どももいらないのなら、本当にこの年でわざわざ結婚する必要ぜんぜんないな、という結論しか出て来なかった。結果、60代になったら籍入れるのが理想、という話と、身体を鍛える話になった。