7月8日
朝、鎌倉が停電。お店は大丈夫かしらと心によぎる休日。
玄関を箒で掃き出していると、夫のレインシューズの裏側から、大きなアシタカグモがカサカサカサっと這い出てきてギョッとする。
クモは嫌いじゃないし、害虫を食べてくれるので決して殺さずにいる、でも遭遇するといつもギョッとはする。
重く垂れ込めていた雲が晴れて、さわやかな陽気。
娘は男の子たちとサッカーの約束をして帰ってきたので、約束をした公園までいっしょに自転車をこいで連れて行く。
私は離れた丘の上の木陰のベンチで、高橋義夫の「火付盗賊改」を読んでいた。
学童の男の子たちがワーッと出てきて、ん、という顔をしたので「××のママだよ」と言うと、「やっぱりな」と言われた。
ベンチ前を指し、「ここでサッカーやるの?」と尋ねると「その通り」ともう始めたので退散する。
娘はサッカーや鬼ごっこを堪能して、汗だくで、今日はすごく楽しかった、とかみしめていた。
汗荒れの湿疹ができた肘の内側にステロイドを塗ってやりながら、習い事を減らせばこんな日がもっと増えるのに、と今日も促すが、それとこれとはべつ、と言われ、ため息。
夕飯はいわしの刺身、メカブ、ズッキーニとチーズ、キャベツの味噌汁。
ごはんにメカブをかけて、それと一緒にお刺身を食べると、ネバネバにくるまるのか、いわしの小骨に対し子どもがうるさいことを言わないのが良い。